4ピンのファンはPWM(パルス幅変調)による回転数制御に対応したもので、PWM対応マザーボードとの組み合わせで回転数をコントロールするタイプのファンだ。
PWM対応ファンとマザーボードでは、CPU温度に連動してファン回転数が制御される。
高負荷時にはファン回転数を上げて冷却能力を向上し、低負荷時には回転数を落して動作音を抑える。
電圧によるファンの回転数制御は3ピンタイプのファンでも可能だが、4ピンタイプのファンはインテルの純正クーラーで標準的に採用されたことで普及した。
現在ではAMDの純正クーラーやサードパーティ製の交換用CPUクーラーでも4ピンタイプのファンを搭載しているものが多い。
CPUやHDD、マザーボードなどのPCパーツは、すべてがPCケース内の空気によって冷却されている。
従って、ケース内部温度が1℃低下すれば、CPUクーラーの性能は同じでもCPU温度は1℃低下することになる。
PCケース内部を掃気するのはケースファンであるため、これを強化することでシステム全体の温度を下げることができるのだ。
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